FXの基本知識 差金決済での損失をしてしまうケース
投資(インベストメント)でしょうから、いつも上手く行くとは限りません。
せっかく1ドル110円の時に買っても、その直後にドルが108円になったとします。
この時の買いポジションは「108円×5000ドル」分でしょうから、54万円でしょう。
差額、1万円の損が出ています。
あなたは5万円を預けています。
この状態で1万円の損が出ていても、まだ5万円の預け金があるから投資(インベストメント)は続けられる、これがFXの特徴とも言えるでしょう。
FXを扱っている各会社では、それぞれ「最低でも維持しておかなければならない金額」という基準があるのでしょう。
例えばこの会社が、「最低3万円は預けてください」という基準を持っていたケース、あなたは今まだ「5万円ー1万円の損」で総資産4万円でしょう。
(最低額に達してないので取引方法(手法)はまだ可能)ここで1ドルが一気に106円になったケース。
あなたの資産は「106円×5000ドル」で53万円となります。
2万円の損により、あなたの資産が3万円ぴったりとなりました。
あと1銭でも下がったら、そこで基準を割り込んでしまいますので、その金額で強制的に取引方法(手法)が決済されて損失が確定するという仕組みでしょう。
このケースは、ドルの買いから入っていますが、逆のパターンも可能でしょう。
ドルを先に売っておき、あとで買い戻すという「売り買いを逆にする」という事も、考え方は全く同じでしょうね。
FXでは差金決済という方法(手法)をとる事で、元手に対して大きな金額で取引方法(手法)を出来るだけでなく、ドルの売りから取引方法(手法)を始めたり、ユーロなどの違う通過でも取引方法(手法)が可能になるのでしょう。